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有限会社 仁の蔵について

平成に入り農業も厳しい頃でした。米作りも転作が25%から30数%となり、転作作物が何を栽培すればよいか大変な時でした。
平成5?7年頃には信濃町でもそばの栽培が盛んになりました。 その頃、 信濃町のそばがTV番組で「どっちの料理ショー」などで紹介され、日本でも有数の産地となり、黒姫高原の「霧下そば」が 有名になりました。
平成5年、仁之倉地区の有志(平均年齢36 歳)で会を作り「仁農会」設立。野菜、花(トルコキキョウ、ユリ)、 そばの栽培を始めました。
年月が経ち平成11年に信州黒姫高原霧下そばの需要が大きくなる中で、「仁之倉生産者組合」を立ち上げ、本格的に全国のみなさんの期待に応えられる施設、また作業委託を始めました。
施設は霧下そばを生産し、石臼碾、手打ちのそばを提供できる飲食店を開きました。
直営店「霧下そば 仁の蔵」は、平成12年4月にオープンしました。この頃、そばの学会報告などがあり、平成13年には信州黒姫高原の霧下そばが全国そば協会にて農林水産大臣賞を受賞することになり、ますます「霧下そば 仁の蔵」も全国からの来店を受けるようになりました。

栽培から販売まで 一貫生産体制
平成15年5月には有限会社「仁の蔵」を立ち上げ、経営基盤の充実を図りました。
来店者のみなさんも多くなり、冬期間も積雪のある中ご苦労をし て来店いただいています。経営も多岐にわたり、飲食店「霧下そば 仁の蔵」、直売所「仁の蔵」、また、稲作15ha、そば栽培12ha、もろこし30,000本、他野菜多種類の栽培をし、直売所を立ち上げまし た。場所は戸隠街道(通称、もろこし街道)への出店をしました。
そばの面積も多くなり、大型コンバイン2台を導入し、そばの適期収穫を目指しました。
平成22年に直売所「仁の蔵」にそば屋を併設し、営業を強化しました。
この頃、稲作は20ha、そばは30ha、もろこし60,000本、そば委託作業は50haにまた、野菜はより充実をしました。
平成25年には2店舗の大改修をして、来客のみなさんのサービス向上につなげるようになりました。
平成27年、有限会社「仁の蔵」は、今までの経営を伸ばし、水稲は「コシヒカリ」、「あきたこまち」、「ひとめぼれ」、「ゆめしなの」、 「おらがもち」などの多品種を栽培、消費者のみなさんの需要に応えています。

米作りは、春まず4月中旬頃「すじ」種を播き、約30日間の苗作りをします。また、同時に田起こし、水田に水を引き、代かきをし、 用意が出来き、田植機による田植、これは5月下旬ですね。
これから朝5時とタ方6時ごろの水回りを2ヶ月続け、その間草 刈り、除草などの管理作業をし、8月に入ると稲の白い花が咲き1 時間くらいで受粉し、登熟が始まり、稲穂が垂れてきます。
いよいよ9月中旬の米の収穫作業が始まり、10月中旬まで30日間くらい続きます。新米の美味しさに感激します。
そば生産は2店舗のそば、また全国からの需要に応えられるよう 努力をしています。
そば栽培は畑の耕起を7月下旬に種まき「黒姫在来種」を播きま す。4?5日で芽が出て、あっという間に成長します。8月下旬からそばの白い花が咲きだし(花は匂い)一面の白い畑に変わります。 9月下旬にはそばが黒く輝いてきます。収穫の適期です。
毎年、そば屋では10月1日どこよりも早く、新そばを提供します。風味よし、色よし、ゆでたてのそばを是非ご賞味ください!

仁の蔵ホームページ
http://ninokura.jp/